ヒミツの生活
…プルルルルル
『もしもしー?』
「お母さん…」
『どうしたの?もう淋しくなっちゃったの?うふふ♪』
お母さん!とツッコミを入れたくなった。
「実は…」
今日あったことを全てお母さんに話した。
大悟と同じ部屋の二重契約になってしまったこと。
外に赤ちゃんが置いていかれていたこと。
『随分、濃い1日だったのねぇ。』
ってお母さん、そこ?
「そうなんだよ…」
『わたしが咲和ちゃんを育てようか?』
「…」
あたしは迷った。
「ごめん、お母さん。また電話する。」