ヒミツの生活
…この光景って、どこからどう見ても親子にしか見えないよね…。
あたしは全然大丈夫なんだけど…
大悟は嫌じゃないかな?
ついそんなことを考えてしまう。
「…ゆきっ、みゆきっ!」
「へぃ?」
大悟に呼ばれて、我に帰る。
「なに変な返事してるんだよ。大丈夫か?」
意地悪そうに笑いながら大悟は言った。
「ごめんごめんっ!ぼーっとしてた。」
「そりゃぼーっともするよなぁ。1日に沢山のことが起きすぎた…」
うんうんと頷きながら、大悟の話を聞いていた。
確かに有り過ぎたよね。