ヒミツの生活
◎大学
あたしと大悟には大学がある。
流石に大学に咲和を連れていくことはできない。
でも親に預かってもらうにしても、あたしの実家はここから電車を乗り継いで3時間。
頼めるような距離では無かった。
「そういえば、大学に託児所無かった?」
ふと思い出したように大悟が切り出した。
確かにオープンキャンパスのときに託児所を見た気がする。
「試しに行って、頼んでみるか!」
大悟が言った。
「うん、そうしよう。」
あたしは大悟の意見に賛成した。
━━━━━━━━━━━次の日。