ヒミツの生活



「咲和、人見知りしない子みたいだね。」




「そうだな。あのさ、」




「ん?どうかした?」




「咲和が居ること、周りには言わないようにしよう。」


大悟が言った。




「うん。やっぱり周りにはバレてほしくない?」


あたしは少しだけ悲しかった。


あたしと咲和は大悟にとったら周りにはバレてほしくない存在なのかなって思ったから…




「いや…周りに変な噂とかたてられて、幸に迷惑かけたくないし。それに咲和を普通に育てたいんだ。幸と。」


これが大学生の発言ですかってくらい大人な発言に感じた。


そして少し感動した。


あたしのこともさりげなく考えてくれてたんだね。




「分かった。ありがとうね。」




話が終わったところでホールに着いた。




「じゃ、工学部むこうだから。」




「うん、またね!」




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