ヒミツの生活
“経済学部”
と書かれた紙が貼ってある場所を見つけた。
「経済学部生?」
後ろからいきなり低い声がした。
振り返ると、180くらいありそうな男の子が居た。
「はい。そうですよ?」
あたしは身長の大きさにビクビクしながら答えた。
「そっかー!俺もそうなんだ!よろしくな!俺、西田翔。」
大男(←失礼)は、体格に似合わず可愛い顔をしていた。
「あ、あたし、幸!よろしくね。」
「よろしくな!幸!あ、俺のことは翔で良いから!」
「オッケー!翔!」
なんかよく分かんないけど、友達ができた。