ヒミツの生活



翔と同じくらいの身長の男の子があたしたちに近付いてきた。


「…覚えてない?中学が一緒だった、涼介だけど…」

男の子が口を開いた。



「…涼介って…あのバスケ部の涼介か?」



「そうだよ!橘涼介!久しぶりだな!」




翔は目を見開き、とても嬉しそうな顔をしながら言う。

「すっごい懐かしいな!元気だったか?」



「おう!翔は経済学部なのか?」



「そうだけど、涼介は?」



「俺もなんだよ!」



「まじでか!?うっわー!嬉しい!よろしくな!!」

翔は心から喜んでいるように見えた。





「あ、こちらは幸。あともこ。」

翔は涼介にあたしたちを紹介した。




< 35 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop