ヒミツの生活
◎萌子
・・・・放課後。
あたしは萌子と一緒に食堂に来た。
席に着いた途端、いきなり切り出した。
「ね〜。幸、何か隠し事してるでしょ。」
ギクッ
「そ、そんなこと無いよ?」
一時は嘘をついたものの、萌子の猛烈な眼差しには勝てなかった。
「実は…隠し事してます…」
萌子はいつもの柔らかいオーラと打って変わって、力強いオーラが出ていた。
「…で。何を隠してるの?」
あたしはもうこの際、全て吐き出してしまおうと思った。
けど、咲和のことを言うか言わまいか迷っていた。
「幸っ!」