ヒミツの生活
マンションに着いた。
「幸、キスして良い?」
俺はいきなり幸に切り出してみた。
まだ両思いじゃないかもしれないけど、好きにさせてみせるって決めたからにはガンガン攻めるつもり。
「へっ?」
幸の顔は真っ赤になっている。
「今の“OK”って意味で捉えていいの?」
俺は幸に近づいた。
あと少しでキスできそうなくらいまで。
「良いなら幸からキスして?」
なんて幸をからかってみる。
幸のシャイな部分も可愛い。
俺も正直シャイだけど、本能が俺を動かしているのか、今は全く恥ずかしくならない。
…チュ。