ヒミツの生活
朝ご飯を済まして、洗濯も済まして、準備も全部終わらせた。
「んじゃ行くか!」
大悟が咲和を抱っこして出発した。
近くの公園に歩いて向かった。
土曜日ってこともあって、親子連れが多い。
あたしたち3人が公園に足を踏み入れたとき、周りからの視線を感じた。
「ブランコ乗せてあげようよ!」
あたしは大悟に言った。
大悟は膝の上に咲和を乗せ、ブランコに乗った。
「咲和ー。これがブランコだぞー♪」
咲和はとても嬉しそうだった。
その時、咲和の笑顔を見るためなら何でもしてあげたいと思った。