ヒミツの生活
◎二人
咲和はもう寝てしまった。
「大悟…ちょっと話せる?」
あたしは大悟に言った。
「おう。」
あたしは大悟と一緒にベランダに出た。
この時期は夜風が気持ち良い。
そして夜景も綺麗だった。
「今日はありがとう。」
あたしは改めて大悟にお礼を言った。
「あたしがちょうど思ってたことを言ってくれて、すごく嬉しかった。」
大悟は何も言わずにあたしの話を聞いてくれている。
「そのとき、大悟が居て本当に良かったって思ったの。すごくすごく安心した。」
「だから本当にありがとう。」
「きゃっ!」