ヒミツの生活
●嫉妬
あっという間に休日も終わり、学校が始まった。
「だーいーごーっ!」
「お、花江か。」
俺に話し掛けてきたのは、森田花江。
工学部で数少ない女子の1人。
明るくてサバサバしてて、話しやすい奴。
「食堂行く?」
「行くけど。徹と。」
「ついていってもいいー?今日みんな居なくてさー。」
工学部の女子はかなり少ない。
ま、しょうがないよな。
「いーよー。」
「やった!ありがと!」