夏の空は蒼く輝く

「いや・・・」

こわい

「まぁ、仲良くしようよ。」

その手を振り払うことも出来ず
どうしていいのか
わからなかった

誰か・・・助けて!!

ドカッ

後ろから誰かが
男の一人を蹴り飛ばし
砂浜に倒れた

「てめぇーなにすんだよ!」

2対1のケンカは一人の圧勝だった

「・・・コウくん。」

「本当にあぶなっかしー奴
 自分がどんな目で
 男に見られているのか
 少しは理解しろよな・・。」

私を助けてくれたのは
コウ君だった

コウ君は腰が抜けて
座り込んでた私に
手を伸ばしてくれた

「ありがと・・・」

その手をとり、立ち上がり
コウ君は優しく私を包み込んだ

「コウくん!!」

「大丈夫?怪我とかない?」

コウ君は優しく小さな声で
私に聞いた

心配してくれたんだ


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