…だって好きだから
<春香>


信じられない…修ちゃんもあたしが好きだなんて


嘘じゃないよと修ちゃんの大きな心音が聞こえる


修ちゃんはあたしを抱き締めたまま話し出した


「本当はずっと前から春香が好きだった…でも俺達は歳が離れ過ぎてる…いつか愛想つかして居なくなるんじゃ無いかと不安だった」


そんな事思ってたなんて知らなかったよ


「今まで彼女作ってたのも春香の代わりだった…最低だな俺…恋人になって別れが来るなら兄の様な存在で傍に居ようと思ったんだ」


「妹なんてやだよ…」


体を少し離して少し俯いて修ちゃんを見た


「はぁー…もう限界…俺も兄なんてやってらんねーよ…好きだよ春香お前だけが…俺の彼女になってくれるか?」


「…ふぇっ…い…いの?…あたしで…」


「当たり前だろ…春香しか要らない…嫌って言っても離してやんねぇよ?もう我慢しないから覚悟しろよ…」


あたしは大きく頷いた
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