夜空~君と流れ星~

「…は??
 え、あの「すみません、いきなりこんなこと言って…」



 叶のお母さんは申しわけなさそうにそういった。



「あの仔は、これから自分は意識をなくす、と予言をしたものですから…」



 よ、げん??



 ありえない。
 …ありえない。




 叶は…




 叶は、自分の体の状態がわかるって言うの??



「和奏さんには、絶対言うなといわれていて…
 でも、どうしても私は和奏さんに伝えたくて…」




「叶のお母さん…」


「あ、私は真子[マコ]といいます。」


「あっ、すみません…」




 叶、叶…


 あたしは最近、何度も叶の名前を連呼している。



 叶はあたしにとってだいじな人。


 
 …叶は、あたしのことどぅ思ってといるのかは、分からないけど。




「あ、の。真子さん…」

「はい??」




「叶の病室は教えてもらっても良いですか??」






< 38 / 79 >

この作品をシェア

pagetop