夜空~君と流れ星~

 それからは、毎日病室に通った。



 …叶の目が開くことはない。



 でも、行くんだ。

 今日も、明日も、明後日も。



 叶のために。



 …あたしのために…







「叶。
 あたしは今日も元気に過ごしたよ。」



「叶はどぅだった??」




 返事なんて返ってこない。


 でも、話すんだ。




 あたしは、待つ。



 叶がいつ目を開けても、大丈夫なように。



 叶が目を開けて一番に見るのがあたしの笑顔だったらいいなって。





「叶、あたしは待ってるよ。
 だから、早く


 目を覚ましてね」






 あたしはそぅ笑かけた。






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