夜空~君と流れ星~
「すみません。
そろそろ病室を閉めないといけないのですが…」
看護婦に言われる。
「すみません」
あたしは謝る。
ここ毎日、同じ看護婦に同じ言葉を言われる。
「毎日、精がでますね」
「…いえ…」
精なんて…。
「さようなら」
「お気をつけて」
「はい」
あたしは帰宅した。
「…ただいま」
あたしは部屋に入る。
すると、お母さんが部屋にはいってきた。
…どうやら、洗濯物を置きに来たらしい。
「…あら、いたの」
それがお母さんの口からでた言葉だった。