夜空～君と流れ星～

「あー、今帰ってきた」


「あっそ、別にどうでもいいわ」


「何、それ。
　せっかく言ってんのにさ」


「別に誰も聞いてなんかいないじゃない」


「でもそんな言い方ないじゃん」


「別にあたしが言ってんだからいいじゃない
　何であんたなんかに言われなきゃいけないのよ」






「…いい加減にしてよ!!」




　何かが切れた。


　あたしの中で、何かが切れたんだ。





「いっつもいっつも…
　それが子供に対する態度なの?!」


「はぁ??
　だからあんたにはどぅだっていいことじゃない!!」


「家族だから言ってんでしょ?!
　どうして分かってくれないの!!」


「あんたに言われる筋合いなんてないっつってんの!!」


「だからその態度がおかしいって言ってるの!!」



　もぅ、何なの。


　別にあたしだってこんなことで熱くなんなくたっていいじゃない…


　…でも…

　"後悔"



　あたしの頭の中によぎったのは、その二文字だったんだ。