夜空~君と流れ星~
 
 やっと、真子さんの目が大きくなった意味が分かった。




 叶…死んじゃうの…??



「…和奏さん。

 叶は、もう長くないかもしれません。



 …最後まで、傍にいてやってもらえませんか…??」





 "最後"




 あたしの脳内に響いた。



 最後なんて…





 リアルな響はどこまでもあたしに付きまとった。



 家に帰っても、


 また、朝がきても。





 あたしの頭の中は、叶が死んじゃうってことでいっぱいだった。




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