夜空~君と流れ星~

「和奏ちゃんッ」





 真子さんはぐしゃぐしゃの顔であたしの名前を呼んだ。




「叶がっ…


 叶がっ…」






 嘘、でしょ??


 え、何。



 全然笑えないよ



 真子さん、冗談がすぎてますよ





 皆さん、演技がお上手ですね









 そう、いいたかった。





 あたしを現実へと引き込んだのは…










 叶の顔に掛けてある、白い布だった。




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