夜空~君と流れ星~
君と流れ星
その日。
叶のお通夜が行われた。
あたしはお母さんについてきてもらった。
「…あたしが、好きなヒト」
「…そぅ
…和奏。つらかったね」
お母さんは、そぅ言ってあたしの頭を撫でてくれた。
途端、目から涙がこぼれた。
「うぅッ…」
叶はもう戻ってこない
そう思うと、涙がもっともっとでてきた。
「…ぐすっ…うぅ…」
あたしは、お通夜が終わるまで、ずっと泣いていた。