ブリーフ エタニティ


「ちょっと待っててね」

そう言ってキッチンの方へ向かうと、冷蔵庫からビールを二本取り出して彼が戻ってきた。

「お茶って言ってなかった?」

「休みの日の昼から飲むビールって最高じゃない?ちゃんと台湾ビール買っておいたから飲もう」

そう言って手渡されたのは見慣れないパッケージのビール。
再び彼が隣に座ったのを確認して、プルタブを引くとプシュッと心地よい音が響いた。

「じゃあ二度目の感動の再会に乾杯」

「今日は素直に感動の再会って思えるよ。
招待してくれてありがとう」

先日のバーでの再開とはうって変わって私の心は穏やかだった。

缶をぶつけてから一口ビールを口に含むと、程よい炭酸とキレのある風味の心地よさでフライトの疲れが癒された。

「これ、飲みやすいね」

「でしょ。味が濃い台湾フードとの相性もいいんだよ」

そう言っておいしそうにゴクゴクと喉を鳴らす彼を見て思わず口元が緩んだ。

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