ブリーフ エタニティ
「久々のお味はいかが?」
「美味しいです。懐かしすぎて泣きそう。
この自家製のレモネードがいいですね」
その言葉を聞いて彼が微笑んだ。
「それはよかった。ありがとう。
この1年半くらい、どうしてたの?恵司君の方はたまに来てくれてたんだけど…」
驚いた。
別れた後は全くサークルの同窓会にも参加しなかったくせに。
明らかに拒否されてる気がして、ちょっとさみしかったのに。
元はと言えば私の提案で通うようになった店に来るなんて、私と鉢合わせて気まずくなるとか思わなかったのだろうか。