猫的カレシの事情

6     後輩







―――――――‥




「先輩、ちょっといいですか?」




放課後、靴箱に急いで向かおうとしたら、後輩の女の子達に呼び止められた。




「ごめん、いま急いでるんだっ。明日ぢゃダメかな?」




「今日ぢゃなきゃダメなんで、きてください。」




そう言って女の子達は歩きだした。




しょうがないか、はやく終わらせよう。




"ちょっと用事あるから、待ってて。"


一応竜真にメールを打った。





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