偽りの恋愛
「そんなにびっくりしなくても…さっきから呼んでたのに…」
いじけたように言う時雨さん。
「ごめんなさい。ちょっと考え事してて…」
「悩み事??」
近くにあった柱によりかかってさっきと違う真剣な顔になった。
「ちっ…違いますよ!何ていうか…その…」
まさか、あなたの事を考えてました!!なんていえるわけないよね。
って…あれ??
そういえば結恋は??
何で時雨さんがここに??
「悩みかぁー…」
私、こんな所で時雨さんと話してていいのかな…??