偽りの恋愛





「そんなにびっくりしなくても…さっきから呼んでたのに…」


いじけたように言う時雨さん。


「ごめんなさい。ちょっと考え事してて…」


「悩み事??」


近くにあった柱によりかかってさっきと違う真剣な顔になった。


「ちっ…違いますよ!何ていうか…その…」


まさか、あなたの事を考えてました!!なんていえるわけないよね。


って…あれ??


そういえば結恋は??


何で時雨さんがここに??


「悩みかぁー…」


私、こんな所で時雨さんと話してていいのかな…??








< 22 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop