恋海-私と彼の恋の伝説-
「…海」
オレのことを不安そうに見つめてくる皐月。
抱きしめてやりたい。
それで、オレの胸の中で泣いてほしい。
オレが皐月の支えになってやりたい。
オレはずっと皐月の頭を優しく撫でていた。
「皐月、泣くな。この島にいる限り笑顔が義務っていったろ??」
ただでさえ、皐月はあまり笑わないがな。
ていうか、オレ昨日と言っていること矛盾していないか??
「矛盾してる。」
オレがそう呟くと皐月は頭の周りに?を浮かべていた。