恋海-私と彼の恋の伝説-

あたしは一番聞きたくない言葉を質問してしまった。


「好きだ。」


あたしは、もっと強く抱きしめた。


「抱いてよ、あたしのこと抱いて・・・」


「できない。できないんだ。」


「どう…して…??」


ひどい、前は抱いてくれたじゃん。


もう、あたしのことどうでもよくなったの??


それとも、もとからどうでもよかった??


あたしは、目から大きな雨が降り注いだ。


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