恋海-私と彼の恋の伝説-

「…くっ、なんで、どうして…皐月ちゃんなの・・・?」

あたしじゃダメなの??


なんで、


考えれば考えるほど辛くなる。


長年の片思いの窓が一気に何枚も何枚も割れていく。


皐月ちゃんが来なければ、変っていた??



「葵、やめろ。」


あたしは、ベッドから離れ海を押し倒した。


そして、海の唇を奪った。


しかも、長く。



「葵!!やめろっ!!」


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