恋海-私と彼の恋の伝説-
「何、笑ってんだよ。」
「別に…」
だって、可愛いっていうかなんというか。
凄く、落ち着く。
海がいてくれて凄く落ち着く。
こんなに落ち着く人なんて今までいなかった。
ハルの場合、落ち着くというより、一方的に甘えていただけだ。
「教えないと、チューすんぞ。」
何考えてるのよ。
あたしは海の背中に手を回して思い切り背中をグーで殴ってやった。
「痛ぇ!!」
「バカな発言するからよ。」