恋海-私と彼の恋の伝説-

☆海の過去 海side


海side

オレが中3の時、オレの親父は死んだ。


死を認めたくないからなのか涙が出なかった。


本当に死んだと思わなかったからだ。



その日から2週間後いつもどおりに学校へ行って、オレは仲の良い男子たちに挨拶を交わす。


「よーっす、海。」

「よーっす!!」


オレが元気でいれば周りも元気になってくれる。


ただそれだけが凄く嬉しいことで。


だけど、親父がいない今。


凄くさみしいと感じる日が少しずつ増えていった。





< 154 / 359 >

この作品をシェア

pagetop