恋海-私と彼の恋の伝説-
☆海の過去 海side
海side
オレが中3の時、オレの親父は死んだ。
死を認めたくないからなのか涙が出なかった。
本当に死んだと思わなかったからだ。
その日から2週間後いつもどおりに学校へ行って、オレは仲の良い男子たちに挨拶を交わす。
「よーっす、海。」
「よーっす!!」
オレが元気でいれば周りも元気になってくれる。
ただそれだけが凄く嬉しいことで。
だけど、親父がいない今。
凄くさみしいと感じる日が少しずつ増えていった。