恋海-私と彼の恋の伝説-

海の場合、カッコイイというより可愛いに入ってくるし。


けど、あたしは海の笑顔の方が好きなんだけどね。


「じゃあ、二人とも頑張って。」


あたしはそう言って、二人を見送った。


すると、後ろから骨折している方の手首を掴まれて誰かに引っ張られている。


誰・・・?


すると、あの時の金髪の子だった。


そう、北条さん。


あたしは、骨折している痛みで声も出せず、抵抗も出来ずに体育倉庫まで連れてかれた。


「・・・恥をかかせてくれた罰よ。誰かに見つけてくれることを祈るんだわ。」


そして、あたしは床に座り込んだまま倉庫に鍵を閉められてしまったのだ。


と、閉じ込められた?!


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