恋海-私と彼の恋の伝説-
☆悩む夜 海side
海side
そして、オレはさつきを連れ出してやってきたところは浜辺だった。
少し、島の中を散歩し、すっかり夕方になってしまった海は夕日の光で海がきれい。
オレの隣で皐月は少し驚いた顔で海を眺めていた。
「綺麗だろ??」
オレは笑顔で問いかけてみるが、皐月は黙り込んでしまった。
そして、俯いてはしばらく経ち顔を上げてオレに向かって真顔で
「・・・・綺麗。」
と一言言ったのだ。
当たり前だ、オレだってこの島に来た時本気で綺麗って思ったし!!!