恋海-私と彼の恋の伝説-
☆お泊まり会の晩
あたしたちは夕食も食べ終わり、風呂も入り終わった後屋根裏で今日は寝ることになった。
屋根裏の天井を見上げると大きな窓があってある。
だから、見える。
たくさんの星たちが。
「毎年、綺麗だよね。」
葵はあたしの隣で嬉しそうに笑う。
あたしは、笑っている余裕なんてない。
東京では見れなかった星たちがこんなにも姿を現している。
同じ空なのに。
何で、こんなに違うのだろう。
「東京じゃ、こんなの見れないよな。」