恋海-私と彼の恋の伝説-
「オレたちが普通に目に映してきたものが皐月には珍しいなんてな。」
「…あたし、ここにきてよかった。」
あたしがそう呟くと隣で海は嬉しそうに微笑んだ。
そして、あたしの左手を握りあたしも握り返した。
「4人で一緒にいられるといいね。」
葵はそう呟く。
「いや、絶対に4人でいるんだよ!!一生な!!」
「うん。」
海の前向きな意見にあたしは無意識に同意をしていた。
そして、一時間ぐらい星を眺めた後0時に回っていたのでみんなは就寝タイム。
だけど、あたしはこの星に目を奪われて寝れずにいた。
隣でスヤスヤと気持ちよさそうに眠る海も一緒に眺めて。