恋海-私と彼の恋の伝説-

「オレたちが普通に目に映してきたものが皐月には珍しいなんてな。」

「…あたし、ここにきてよかった。」


あたしがそう呟くと隣で海は嬉しそうに微笑んだ。


そして、あたしの左手を握りあたしも握り返した。


「4人で一緒にいられるといいね。」

葵はそう呟く。


「いや、絶対に4人でいるんだよ!!一生な!!」


「うん。」


海の前向きな意見にあたしは無意識に同意をしていた。


そして、一時間ぐらい星を眺めた後0時に回っていたのでみんなは就寝タイム。


だけど、あたしはこの星に目を奪われて寝れずにいた。


隣でスヤスヤと気持ちよさそうに眠る海も一緒に眺めて。


< 193 / 359 >

この作品をシェア

pagetop