恋海-私と彼の恋の伝説-
「オレも皐月のこと大好きだから。」
「な、何で起きているの?!」
海はあたしに覆いかぶさるようにしてきた。
そして、キスをする。
触れるだけのキス。
そのキスを何回も何回も降らせてくる。
「海。」
「皐月が寝れないこと分かってるし。だから、オレは起きてたの。」
「何で…??」
「だって、一人置いて寝るのも寂しいだろ??それにソイツが皐月なら尚更だ。オレは皐月と寝たいんだよ。子供っぽいちっちゃい願望だけどな。」
海は少し照れくさそうに言う。
あたしもそう言われて照れくさいはずがない。
「あたし、まだ起きているけど良いの??」