恋海-私と彼の恋の伝説-
いや、興味??
違う、違う。
それとも、彼女の過去に何かあったからほっとけない??
それも違う。
じゃあ、なんだ??
オレの気を引かせる何かを皐月は持っている。
「海??」
「え、あ、ん??」
「何その曖昧な返事は・・・あたしそろそろ戻った方がいいと思うの。佐々木さんの家に連れて行ってくれる??」
「も、もちろん。」
オレは少しずつ歩き進んでいく皐月の背中を追っては今まで思わないようなことを思った。