恋海-私と彼の恋の伝説-
あたしは痛がっている海を無視し、台所へ行って、今日の夕飯を一つずつ持ってきた。
すると、さっそく海は一口食べる。
いただきますとも言わないで。
けど、正直緊張するな…
こういうの。
だって、口に合わないだなんて言われたら悲しいもん。
「…皐月…なんだこれ…」
海はあたしに驚いたような目で見てくる。
嘘、料理は自信あったのに!!
まずかった??
あたしまでも顔が青ざめていく。