恋海-私と彼の恋の伝説-

★突然の電話 皐月side


皐月side


「皐月ちゃーん!!」


あたしはそう名前を呼ばれて振り向く。


そこには笑顔な葵がいた。



「どうしたの??」


「来週東京に行くんだー!!」



東京…


あたしにとって東京は闇の世界にしか思わない。


お父さんが死んで、虐待を受けて…


あたしは、葵に笑顔で答えることはできなかった。


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