恋海-私と彼の恋の伝説-

あの人は、『junk』の??


ああ、そうか。

東京へ行くのって仕事だったんだ。



「皐月ちゃん!!」


葵の明るく可愛い声であたしのことを呼ぶ声も


「皐月。」


棗の低くて、だけど温もりのある声も


「皐月!」


海の少し高いけど、あたしを元気にさせてくれるその輝きの声も。



あたしは、ずっと支えられていきたい。



そして、あたしの声で彼らを支えていきたい。



< 287 / 359 >

この作品をシェア

pagetop