恋海-私と彼の恋の伝説-

討論会は終わったのか海は時間が過ぎていたことも知らず、葵たちの存在に気付く。



次はあたしの番か…


正直怖いよ…


「…行くぞ、皐月。」


「……」


海はあたしの頭の上に手を乗っけた。


「大丈夫、オレらがついてる。」


海は真剣な表情であたしのことを見つめてくる。


いつもその時の目が輝いているよね。


「うん。」


あたしは大きくうなずいた。


もう、逃げちゃダメ。




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