恋海-私と彼の恋の伝説-
そして、不気味な笑みを浮かべている良馬さん。
「君は、皐月の彼氏??」
良馬さんは口を開くと海に向かって早速質問をしていた。
「そうですけど、何か?」
「ふーん、人のこと受け入れようとしなかった皐月がな。」
あたしは下唇をかみしめた。
あの頃とは違うのよ。
あたしは、あの時みたいに弱くないもん。
「…お母さんは…??」
あたしが見たところお母さんはベッドにはいなかった。
トイレでも行っているのかな。