恋海-私と彼の恋の伝説-

もしかしたら、この人たちを同じようなことをするかもしれない。



「出て行って下さい。」


「皐月っ!」


あたしは、何も光が差さない世界で彼らのことを見た。


あたしは、人に愛されない。


そう、決まっている。



愛された時なんて、一度もないじゃない!!



それに、あたしが誰なのかも分からない!!



「出てけ!!お前らもあたしのことを傷つけるんだろ!!」


殴って、蹴って、焼いて!!

もう、散々!!


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