恋海-私と彼の恋の伝説-

棗side


オレはあの海の態度からまだ腹を立てていた。


「棗くん??怖い顔してる。」


少し茶髪混じりの美咲はオレのことを心配してきてくれる。






美咲にはあんまし心配掛けたくはなかったんだけどな。



「ごめん、ちょっとバカとケンカして。」


「もしかして…海っていう人??」


勘が良すぎる美咲にオレは頷いた。



「やっぱり、男同士のケンカなんてよくあるもん。」



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