恋海-私と彼の恋の伝説-

「イヤリング??」


しかも、青とピンクのイヤリング。



「うん、なんか形に残るもんあげたくて。」


「ありがとう、海!!」


あたしは満面の笑みを浮かべた。


だけど、そのあと、何でだか涙が出てきてしまって。


あと5分。


海と一年間のお別れまであと5分。



海はあたしにキスをした。



そしてそのあと、手であたしの涙をぬぐってくれた。



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