恋海-私と彼の恋の伝説-
しかも、何様のつもりよ。
「・・・・・嫌。」
「うわっ、ヒデぇ!!」
あたしは、きっぱり嫌と言い放った。
すると、海は涙目で見つめてくるので、もしかして言い過ぎた??
と思ったりもするが、それは最初だけ。
「・・・・・・・で、本来の用件は何なの??」
「あ、バレた??えっと、今日棗とじゃなくてオレと帰ろうぜ。」
「無理。」
今日は無理。
何故なら、クラスの女子と葵でカラオケに行く予定になっている。
しかも、正直楽しみだったりもしているの。