恋海-私と彼の恋の伝説-

しかも、何様のつもりよ。


「・・・・・嫌。」

「うわっ、ヒデぇ!!」


あたしは、きっぱり嫌と言い放った。


すると、海は涙目で見つめてくるので、もしかして言い過ぎた??

と思ったりもするが、それは最初だけ。


「・・・・・・・で、本来の用件は何なの??」


「あ、バレた??えっと、今日棗とじゃなくてオレと帰ろうぜ。」


「無理。」


今日は無理。

何故なら、クラスの女子と葵でカラオケに行く予定になっている。


しかも、正直楽しみだったりもしているの。


< 49 / 359 >

この作品をシェア

pagetop