恋海-私と彼の恋の伝説-
しばらく経って、あたしは海から離れた。
が、少し目が痛い。
きっとものすごく腫れているのだろう。
「あー、真っ赤だし腫れてんな・・・」
「うん。」
海はそういってあたしの目の周りに指をあてた。
そして親指でそっと撫でてくれて、凄く落ち着いた気分になった。
何で、海といると落ち着くのだろう。
「何笑ってんだ??そんなに落ち着く??」
嘘、あたし笑ってた??
あたしはすぐに顔が真っ赤になった。
不覚…こんなことで笑っちゃうなんて。