恋海-私と彼の恋の伝説-
そして、悲劇の日…
あたしはいつも通り放課後教室でハルのことを待っていた。
すると、教室のドアが開けられ、まるで殴り合いでもしてきたかのような顔をしていた。
「ちょっと、どうしたの??・・・?!」
急に、抱きしめられてあたしの服を脱がそうとするハル。
「ちょっと!!ここ、学校!!」
「お前の両親に会ってきた。」
あたしはその言葉を聞いて驚いた。
まさか、あの男がハルを殴ったの??
「あんなところにいたのか??ずっと。」
ハルはとても不安そうな目であたしに言ってくる。
あたしは静かにうなずいた。