*隠れ姫~元男子校でsweetパニック☆~*


ガチャ……キィー…


屋上の分厚い扉を開けて入ってみると、

流石にあと5分で授業が始まるのだから誰もいなかった。


それもそうだろう……

教室から屋上まで5分かかるしね……



と言うことは私たちはサボリor遅刻決定ッ!!


ってか私、最近サボリ過ぎッ

最悪だ~……


「おい。」


「は、はい?」



すっかり自分の世界に入り浸っていたら、
いきなり振り返った神条に呼ばれた。



「飯。」


「は、はぁ…?」


「だから、飯。」


あぁ、昼飯ね。

いきなり突然言われても、
リアクションに困りますよ…。


「あぁ。はいはい。どーぞ。」


怒られるって思ってたけどあまり怒るつもりはないらしい…。


ちょっと拍子抜けした。


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