*隠れ姫~元男子校でsweetパニック☆~*


「心配するな。それ以上バカになるほどお前は頭良くないから大丈夫だ」


あっ!!

そーかそーか。なるほど~


…………。



「いやいやっ!!失礼じゃないですかーー!?」



ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー…
………


結局何にも変わらないまま放課後を迎えた私…


「泉おじょっ…フガッ…」


「さぁ~凪斗、帰ろうぜ~」


お嬢様とか言いかけやがった凪斗の口を手で塞いで教室から引きずり出してやった…


「少しは考えて発言しろよな…」


「私はいつも考えて発言してますよ?お嬢様。」


いつの間にか私の手を外して、
平然と隣を歩いていた凪斗は悪びれもせず淡々と喋っていた。


「ちょっ…!!学校でお嬢様なんて言うなよ!!
あと゛私゛ってキモいんだけど…」


「私は執事なので」


ニコニコと笑う凪斗に少し胸が痛む…


「なぁ…何でいきなり執事なんかになったんだよ?
俺たち友達だったんじゃねーのかよ?」


「……。泉様のお側にいるのは変わりありません。」


すこし凪斗の顔が歪んだのを私は見逃さなかった


「まぁ~凪斗はどっちにしろ俺ん家に来てもらうぜ。
いろいろ話がある」


「はい。私も丁度、旦那様にお話があるので」


やっぱ゛私゛ってキモい!!って思ったのはおいといて…


久しぶりに実家に帰りますか…


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