ブロンドの猫




俺は大学から3駅のマンションに一人暮らし。
親が借りてくれてるから周りと比べたら少し良い暮らしをしてるのかもしれない。


エレベーターに乗り込み、7Fのボタンを押す。左側には気になる女。




鍵を開け、部屋に彼女を入れる。


「とりあえず…このままじゃあれだからシャワー入る?」


俺の問い掛けに震えながら僅かに頷く。



「女物のシャンプーとか適当に使っていいから。あ、タオルはその棚の上にあるから。」


そういってバスルームのドアを閉めた。




リビングに足を運びソファーにもたれ込む。

あの女かなり震えてたな。
まあ、あの雨の中にいたらいくな夏でも寒いか。



< 15 / 17 >

この作品をシェア

pagetop