ブロンドの猫




路地裏の奥に
ほのかな光が見えた。


「…なんだろう、あそこ」


何故か無性に気になって
近づいてみると、
本当に隠れ家みたいな
小さな小さな店があった。


さらに近づいてみると
小さい文字で



<< BAR nocturnal >>



こんなところに
バーあったんだ。


中を覗いてみると
薄暗い店内に小洒落たカウンターのある…
ちょっとレトロな感じ。



俺はとても気に入った。




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